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4つのレンズ


この媒体では、どの銘柄にも同じ4つの問いを当てます。順番も変えません。銘柄が変わっても問いが変わらないので、判定どうしを並べて比べられます。

それぞれ合格か不合格かの二択で答えます。中間はありません。迷ったら不合格にします。そして予定は数えません——「これから実装される」ものは、実物を確認できるまで数えません。

レンズ1「料金所」——避けて通れないか

そのサービスを使うのに、そのトークンを買う必要が生まれるかを見ます。

通るなら必ず払う料金所なのか、それともレジの横に置かれたチップ瓶なのか。お店がどれだけ繁盛しても、瓶にお金が入る決まりがなければ、需要は生まれません。

レンズ2「ロック」——伸びると減るか

市場で売れる状態のトークンが、これから増えるのか減るのかを見ます。

預けている間は売れない仕組みがあれば、出回る枚数は減ります。ただし大事なのはその預け入れが簡単に解けるかどうかです。相場が崩れた日に一斉に引き出せる預け入れは、売りを止める力になりません。

レンズ3「焼却」——焼く量が刷る量を上回るか

永久に消される量と、新しく発行される量の、どちらが多いかを見ます。

燃やすことと、しまうことは違います。燃やせば永久に消えますが、金庫にしまうのは、いつか使う前提で置いておくだけです。出ていく先が最初から決まっているなら、出回る枚数が永久に減ったとは呼べません。

レンズ4「配当」——保有者に届くか

事業の稼ぎが、トークンを持つ人の手元に届く作りになっているかを見ます。

ここで見るのは、届いた金額の大きさではありません。人の判断で止められる作りかどうかです。止める理由がどれだけ正しくても、誰かの判断ひとつで止まる経路は、自動で届く配当とは呼べません。

4つを合わせて、どう読むか

判定は、話題(水面の上・誰にでも見える)と構造(水面の下・見方を知らないと見えない)の組み合わせで表します。

  • 合格が2つ以上あれば「構造あり」
  • それ未満なら「構造なし」

話題があって構造がない銘柄は、資金が集まっているのに、それが残る作りになっていないということです。話題がなくて構造がある銘柄は、その逆です。

そして、覆る条件を先に書きます

すべての判定に、それが覆る条件を添えます。条件が満たされたら、隠さずに更新します。覆ったら、覆ったと書きます。