ビットコインに全力は危ない?じゃあ“円に全力”は安全なのか。

「ビットコインに全財産とか、危ないよね」
そんなふうに言われることがある。
でも、「全部貯金してます」って人は堅実だと思われる。
……本当にそうだろうか?


最初は少額からはじめてました

僕は大学1年のときにFXを始めて、1年で資産を3倍にした。
ただ、就職のタイミングで投資の世界からは一度距離を置いた。
日常の忙しさに流されて、気づけば投資のことをすっかり忘れていた。

でも、2017年の仮想通貨ブームのとき、ふと思い出してXRPを5,000円だけ買ってみた。
正直、「流行ってるし、おもしろそうだから触ってみるか」くらいの感覚だった。
もちろん、そこで何かを深掘りすることもなく、再び放置することになる。


コロナを機に投資に本気で向き合いはじめた

本格的に投資と向き合い始めたのは、コロナ禍がきっかけ。
街から人が消え、経済も止まり、当たり前がどんどん崩れていった。
そんな異常な世界を見て、「今までの常識が通用しない時代が来るかも」と感じた。

それをきっかけに、バイナンスの口座を開いて仮想通貨の世界に本格参入。
毎日のように情報を調べ、草コインの将来性やトークン設計を読み解こうと必死だった。
今思えば、すごく偏った目線で見ていた部分もあったと思うけど、熱量だけは本物だった。


乗れたけど、降りられなかった

その熱量が実って、資産は1年ちょっとで30倍にまで膨れ上がった。
仕事帰りにアプリを開いて、増えていく数字に酔いしれていた。
「これはまだまだ伸びる」「今売ったらもったいない」
そんなふうに思っているうちに、相場はあっさりと逆回転を始めた。

下がり始めても、どこかで「また上がるだろう」と根拠のない期待をしてしまい、
結局、利益を確定するタイミングを逃して、全戻し。
まさに“乗れたけど降りられなかった”というやつだった。


投資観が変わった。「意味のあるプロジェクトに乗りたい」

この経験をきっかけに、「次は自分なりの軸を持ちたい」と思うようになった。
ただのギャンブルじゃなく、自分が納得できるロジックで投資をしたい。
そんな思いから、プロジェクトの実需や将来の社会実装を重視するようになった。

その中で出会ったのがXDCだった。
金融や貿易といった現実の業界に根ざしたブロックチェーン。
将来性に共感し、少しずつポジションを積み増していった。
結果として、資産は最安値時点から4倍程度まで戻してきている。


“投資しない”って、日本円に全力投資してるのと同じじゃない?

ただ、こういう投資スタンスで動いていると、よく言われるのが
「怖くないの?」「やっぱり貯金が一番じゃない?」という言葉だ。

でも、僕は逆にこう思う。

投資をしないって、実は“日本円にフルベットしている”状態じゃないか?


M2が急増したこの5年。円の価値は薄まっている

コロナ以降、日本のM2(≒世の中のお金の量)は急増している。
2020年から2021年だけで、M2は約40兆円増えた。
これは日本銀行が公表している公式データにも載っている事実だ。

お金の量が増えれば、価値は相対的に下がる。
モノが変わらず、お金だけが増える――つまりインフレになる。
それでも「全部現金が一番安全」と言えるのか、疑問に思ってしまう。


ビットコインに全力は危ない?でも円に全力も、なかなか攻めてる

ビットコインに全財産を入れている人は「危ない」と見なされる。
でも、貯金100%の人は「堅実」と評価される。
どちらも全力投資なのに、なぜこうも印象が違うんだろう。

しかも、日本円はM2が毎年数%ずつ増えている。
つまり、供給量が増え続けている資産にフルベットしているということになる。
それを「安全」と見なしている感覚自体が、もうアップデートが必要なんじゃないか。


投資は“怖い”ではなく、“考える”時代に入った

別に、みんな仮想通貨を買うべきだとは思っていない。
でも、「何もしない=リスクがない」という思考は、そろそろ卒業してもいい気がする。

僕らはすでに、気づかぬうちに“円”に賭けて生きている。
その事実に一度立ち止まって気づいてみるだけでも、
資産の置き方や生き方の選び方が、少し変わるかもしれない。

“円に全力投資”のリスクに気づいたあなたへ

限られた供給量と実需に注目した、現実的な投資対象としてXDCを深掘りしています。
「どうしてXDCに賭けるのか?」その理由を記事にまとめました。

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筆者プロフィール

仮想通貨の世界に魅せられて、実需や未来に注目するプロジェクトを日々リサーチしています。
このブログでは、草コインやL1の深掘りを“やさしい言葉”でお届けしています。

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本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄や投資を推奨するものではありません。
投資判断はご自身の責任で行ってください。