Ethereumを中心とする主要ブロックチェーンは、利用者急増により深刻な「渋滞」に直面しています。ガス代は高騰し、取引は遅延──まるで高速道路が混みすぎて通行料が跳ね上がるような状態です。
このボトルネックを解消し、Web3を日常レベルに広げているのが「レイヤー2(L2)」と呼ばれる拡張技術です。
2025年、L2市場はかつてない加速期を迎えています。わずか1年でTVL(預かり資産総額)は倍増し、Optimistic RollupとZK Rollupという二大方式を軸に、既存トップと新興勢力が激しく覇権を争う構図に。
市場の主役交代は、Webの歴史で何度も起きてきました──PCからスマホへ、そして今、L1からL2へ。勝者は圧倒的なネットワーク効果を手にし、敗者は急速に存在感を失います。
本記事では、L2の基礎から主要10銘柄の特徴と比較、用途別の投資戦略までを体系的に整理。今まさに進行中の「次の主役交代」を先回りで捉えるための完全ガイドをお届けします。
目次
L2とは何か ─ 定義と役割
Ethereumの制約を補う拡張レイヤー
L2(レイヤー2)は、EthereumなどのL1(メインチェーン)の外側でトランザクションをまとめて処理し、最終結果だけをL1に記録する仕組みです。これは、いわば「本線の渋滞を避け、脇道で一気に進み、ゴール直前だけ本線に合流する高速バイパス」のようなものです。
従来のL1では、送金ひとつに数百円〜数千円の手数料がかかり、複雑なDeFi取引では数千円〜1万円規模に膨らむことも珍しくありません。L2ではこれが数円〜数百円にまで圧縮され、処理時間も数分から数秒へと短縮されます。
例えば「NFTを数百円で購入」「少額の送金やゲーム内アイテム取引」が現実的にできるようになったのはL2の存在によるものであり、Optimistic RollupやZK Rollupといった技術がその基盤を支えています。
市場成長と採用例
2025年時点で、L2の総TVL(預かり資産総額)は1,500億ドルを突破。汎用型のArbitrumやOptimismに加え、ゲーム特化型のImmutable X、企業向けのPolygon CDKなど、多様なL2が台頭しています。DeFi(分散型金融)、NFT、RWA(実物資産のトークン化)、オンチェーンゲーム、サプライチェーン管理など活用領域は急拡大中です。 こうした手数料削減と高速化は、単なる技術的な改善にとどまりません。これまで「少額投資ではガス代が重すぎる」と感じていた一般投資家にも門戸を開き、ユーザー層を一気に広げるきっかけとなっています。
方式と仕組み ─ Optimistic vs ZK
L2の主流技術は大きく「Optimistic Rollup」と「ZK Rollup」の二つに分かれます。どちらもL1の混雑を解消するために取引をまとめて処理し、最終結果だけをEthereumに書き込む点は共通しています。違いは「どのように正しさを保証するか」です。
Optimistic Rollup ─ 速さ優先、後からチェック
Optimisticは「基本的にみんな正しいだろう」という前提で動きます。トランザクションを一括処理してL1に送り、もし不正があれば一定期間内に誰かが異議を申し立てる仕組みです。いわば「レシートを渡して、あとで監査が入る」方式。 メリットは処理が速くコストも低いこと。デメリットは出金に時間がかかり、ArbitrumやOptimismでは最大7日間の待機期間が設けられています。こうした制約はあるものの、実装の容易さから普及が早く、2023〜24年にかけてL2市場シェアの大半を獲得しました。
ZK Rollup ─ 暗号学で即時証明
ZKは「ゼロ知識証明」を使って、各バッチが正しいことを暗号的に保証してからL1に送信します。いわば「監査済みのレシートをその場で渡す」方式。 メリットは高いセキュリティと即時性で、資金の出金もほぼ瞬時に可能。デメリットは技術的ハードルが高く、開発コストや計算リソースが重い点です。そのため普及は遅れましたが、2024年以降にzkSyncやStarknetが実用化フェーズに入り、急速に存在感を高めています。
投資家視点での整理
両方式をまとめると以下のように整理できます。
- Optimistic:「速い・安い・普及済み」だが「出金に数日かかる」
- ZK:「安全・即時・将来有望」だが「開発難易度とコストが高い」
用途の違いも明確です。NFTやゲームなど日常的な少額取引にはOptimisticが向き、RWAや国際送金のように安全性と即時性が求められる分野ではZKが有利です。例えば、L1ではNFT購入に数千円のガス代がかかる場面でも、Optimisticなら数十円で可能。逆に、大口資金を即時に出金したい機関投資家にとってはZKの強みが光ります。 投資家としては「短期の採用拡大を牽引するOptimistic」と「長期の技術革新で覇権を狙うZK」を双方組み合わせる戦略が現実的です。特に2025年以降はZKの実用化が本格化し、シェアの逆転が起こる可能性すら指摘されています。
課題と投資家視点のリスク
セキュリティとデータ可用性
L2では、Sequencer(シーケンサー)と呼ばれる「取引をまとめて順序づける中継役」が存在します。多くのL2ではまだこのSequencerが中央集権的に運営されており、もし停止すれば全体の処理が止まってしまいます。これは「鉄道の信号機を一社だけが独占管理しているようなもの」で、信号機が故障すればどれだけ線路が整備されていても電車が動けないのと同じです。
さらに、取引データを外部に保存するデータ可用性(Data Availability, DA)レイヤーが停止すれば、最悪の場合は資産が一時的に引き出せなくなるリスクもあります。実際に2024年には新興L2でSequencer障害が発生し、数時間にわたり送金が不可能になる事例がありました。
投資家にとっては「Sequencerの分散化計画があるか」「外部DAの活用が進んでいるか」といった点を確認することが、L2の長期的な安全性を見極める鍵となります。
UXとブリッジ問題
Optimistic系L2では、Ethereum(L1)への出金に最大7日間の待機期間が必要です。これはまるで「給料を銀行から引き出すのに1週間かかる」ようなもので、ユーザー体験を大きく損ないます。こうした遅延は、Optimistic Rollup特有のチャレンジ期間による仕組み上の制約です。
さらに現在はL2が乱立しており、それぞれ異なるクロスチェーンブリッジを利用する必要があります。これは「飛行機の乗り換えで毎回違う空港に移動させられる」ような不便さに近いものです。実際、2023年にはクロスチェーンブリッジのハッキングで数億ドル規模の資産流出が発生し、ブリッジのセキュリティリスクが改めて浮き彫りになりました。
こうした出金遅延やUXの断絶、セキュリティ不安は、ユーザー離れを加速させ、最終的にはL2トークン需要の低下に直結します。
トークン価値の不透明性
多くのL2トークンは「利用=収益」までは結びついても、その収益がトークン保有者に還元されないケースが目立ちます。実際にはSequencerが手数料を独占し、保有者には還元が少ないことも多いのです。 これはちょうど「利益が出ても株主に配当を出さない企業」を持つようなもの。ネットワークが成長しても価格に反映されなければ、長期保有のインセンティブは弱まります。投資家は「還元モデルが設計されているか」「すでに収益分配が始まっているか」を見極めることが必須です。
解決策と進化の方向性
シーケンサー分散化
前章で触れたように、L2は単一のSequencerに依存している点が大きなリスクでした。これを解消するために「シーケンサー分散化」が進んでおり、複数ノードによる共同運営で障害や不正に強い体制を整えようとしています。Arbitrumはマルチシーケンサー導入を計画中で、Starknetも分散型Sequencerの開発を進めています。
モジュール型データ可用性
L2では、すべての取引記録を「誰でも確認できる状態で保管する」=データ可用性(Data Availability, DA)を確保する必要があります。従来はEthereum本体(L1)に直接書き込む方式が主流でしたが、取引量が増えるにつれガス代が高騰し、L1自体の混雑要因にもなっていました。
その解決策が、CelestiaやEigenDAといった外部のデータ可用性レイヤーの利用です。これは「自社倉庫にすべて在庫を抱えていたのを、専門のクラウド倉庫に預けるようなもの」で、コストを削減しつつ柔軟性を高められます。
こうしたモジュール型DAの採用は、L2が今後どこまで拡張できるかを左右する重要な技術的選択肢であり、投資家にとってもプロジェクト評価のカギとなります。
UX改善と公式ブリッジ統合
ユーザー体験の改善も進んでいます。Optimistic系で問題だった出金待機は、専用の「高速ブリッジ」やZK技術との組み合わせによって数分〜数時間に短縮されつつあります。また、ウォレットに公式ブリッジ機能を統合する動きも広がり、複数のL2間をシームレスに移動できる環境が整いつつあります。 これはユーザーにとって「給料が即日引き出せる」「空港で面倒な乗り換えが不要になる」といった改善に相当し、利用者増とトークン需要拡大に直結します。投資家としては、UX改善を積極的に進めるプロジェクトほど採用スピードが速まりやすいと見てよいでしょう。
主要プロジェクト比較(2025年)
総評(クイック一覧)
主要L2の立ち位置を一望できるスナップショットです。右列のコメントは「そのプロジェクトを一言で表すコア価値」。まずは自分の用途(安定基盤/技術優位/エコシステム戦略/高リスク枠など)に合う候補を3つに絞り込みましょう。
プロジェクト | 総評コメント |
---|---|
Arbitrum | TVL最大 DeFi基盤としての標準型 |
Optimism | エコシステム連携に強み ガバナンス主導型 |
Base | Coinbase後押し UX特化型 |
Polygon zkEVM | ブランド力とZK技術 企業採用拡大型 |
zkSync | ユーザー体験重視 ZK先行型 |
Starknet | 高性能ZK 開発者エコシステム型 |
Linea | Consensys傘下 安定開発型 |
Scroll | 高いEthereum互換性 ZK設計型 |
Mantle | モジュール型設計 低コスト志向型 |
Blast | 利回り組込 実験的モデル型 |
ざっくりの使い分けは、安定基盤=Arbitrum、エコシステム戦略=Optimism/Polygon、技術優位=Starknet/zkSync、ブランド後押し=Base、実験的高リスク=Blast/Scroll/Mantle。タイプを分散しておくと、単一モデルの不具合にポートフォリオ全体が巻き込まれるリスクを抑えられます。
評価軸1:方式
L2は大きく「Optimistic Rollup」と「ZK Rollup」に分かれます。Optimisticは“正しいと仮定して処理し、異議があれば後から検証する”方式。一方ZKは“暗号学的に正しいことを最初に証明してから処理する”方式です。宅配便に例えるなら、Optimisticは「まず受け取って必要なら返品」、ZKは「受け取り時にその場で検品」の違いに近いと言えます。
プロジェクト | 方式 |
---|---|
Arbitrum | Optimistic |
Optimism | Optimistic |
Base | Optimistic |
Blast | Optimistic |
Mantle | Optimistic |
Polygon zkEVM | ZK |
zkSync | ZK |
Starknet | ZK |
Linea | ZK |
Scroll | ZK |
投資家視点では「どの時間要件を求めるか」が分岐点です。清算や先物などミリ秒勝負の高速取引ならZKが有利。DeFiやNFTのような大衆利用には、普及が先行しているOptimisticが現実解です。さらに長期的には、規制対応や企業導入の観点からZKの優位性が高まるとの見方も強まっています。
評価軸2:セキュリティモデル
L2の安全性は、大きく分けて2つの要素で決まります。ひとつは取引をまとめる「Sequencer」がどれだけ分散しているか。もうひとつは取引データを「どこに保管するか(データ可用性=DA)」です。
プロジェクト | Sequencer | DA |
---|---|---|
Arbitrum | 単一(分散化計画あり) | Ethereum依存 |
Optimism | 単一(Superchainで分散予定) | Ethereum依存 |
Base | 単一 | Ethereum依存 |
Polygon zkEVM | 単一 | Ethereum依存 |
zkSync | 単一(分散化ロードマップ) | Ethereum依存 |
Starknet | 単一(分散化移行予定) | Ethereum依存 |
Linea | 単一(Consensys管理) | Ethereum依存 |
Scroll | 単一 | Ethereum依存 |
Mantle | 単一 | EigenDA採用 |
Blast | 単一 | Ethereum依存 |
表からもわかる通り、現状のほとんどは「単一Sequencer+Ethereum依存DA」です。例外はMantleで、すでにEigenDAを導入し、モジュラー型アーキテクチャの先駆けとなっています。
投資家視点では、短期安定=Ethereum依存型、長期成長=外部DAやSequencer分散化を進める型という使い分けが参考になります。特にSequencerの分散化に取り組むArbitrumやStarknet、外部DAを採用するMantleは「中長期の注目銘柄」と言えるでしょう。
評価軸3:対応チェーン
L2ごとに「どのチェーンに対応しているか」は異なります。対応チェーンが多いほど導入の間口は広がりますが、その分アップデートや監視の負担も増えます。これは営業拠点を全国に広げれば販路は広がる一方、管理コストが跳ね上がるのと同じです。
プロジェクト | 対応チェーン数(目安) |
---|---|
Polygon zkEVM | 10+ |
Arbitrum | 5+ |
Optimism | 5+ |
zkSync | 5+ |
Starknet | 5+ |
Base | 3+ |
Linea | 3+ |
Scroll | 3+ |
Mantle | 3+ |
Blast | 3+ |
「5+」はEthereumを中心に主要なL2や関連チェーンへの対応を示し、「10+」はさらにサイドチェーンや独自チェーンまで裾野を広げていることを意味します。ただし広げすぎると、障害時の復旧やアップデートの負担が増え、利用者にとってはサービス安定性が下がるリスクもあります。
投資家視点では、多チェーン展開=攻めの拡大戦略、少数深耕=安定性重視の守り戦略と整理できます。Polygonは「広さ」でブランド力を押し上げ、ArbitrumやOptimismは「深さ」で主要顧客を押さえています。大事なのは“数より主戦場での強さ”をどう評価するかです。
評価軸4:速度・コスト
ここまでの評価軸(方式・セキュリティ・対応チェーン)は、プロジェクトごとの差を直接比較する形でした。しかし「速度・コスト」は少し性質が異なります。同じ遅延でもユースケースによっては致命傷にも許容範囲にもなり得るため、まずは用途別に必要水準を整理することが大切です。そのうえで各L2の設計や実力を照らし合わせて判断する流れになります。
速度とコストは基本的に反比例します。処理速度を高めれば設備や手数料コストが増え、逆に安さを追求すれば遅延が増える──これは高速道路(速いが高い)と一般道(安いが遅い)の関係に近いです。
ユースケース | 要求速度 | 重視ポイント |
---|---|---|
清算 先物取引 | サブ秒〜秒 | 低遅延 即時性(ZK系が有利) |
ゲーム NFT | 数秒〜十数秒 | コスト削減 UXの一貫性 |
RWA ガバナンス | 分単位でも可 | 安定性 低コスト |
投資家にとって重要なのは、「対象とするL2がどのユースケースを主戦場にしているか」を見極めることです。清算特化型は高成長だが変動リスクが大きく、大衆向けや企業ユース型は安定収益につながりやすい。速度とコストの設計思想は、そのままL2の収益モデルと成長ポテンシャルを映し出す鏡といえます。
L2銘柄に投資する際の着眼点
圧倒的シェアと実績 ─ 安定基盤に投資するならArbitrum/Optimism
ArbitrumとOptimismはTVL(預かり資産総額)でL2市場をリードし、利用者数やプロジェクト採用数も最多クラスです。ユーザーが集まる場所に資金も集まりやすいため、流動性リスクが小さいのが最大の魅力。投資家にとっては「とりあえず安心して預けられる場所」として、長期ポートフォリオのコア資産に組み込みやすい存在です。唯一のリスクは、すでにシェアが大きいため成長率がやや鈍化する点です。
ZK技術で長期的優位性 ─ 成長株として注目のStarknet/zkSync
StarknetやzkSyncは、ゼロ知識証明(ZK)を活用した先進的なL2です。取引の正しさを暗号的に証明できるため偽装や不正がほぼ不可能で、しかも処理を圧倒的に早くできるのが特徴。開発難易度が高いため参入障壁があり、長期的な競争優位を持ちやすい領域です。まだシェアは小さいですが、成長株ポジションとして少額から取り入れると将来のリターンを狙えます。
ブランドと提携戦略 ─ 普及拡大を狙うPolygon/Base
Polygonは企業・ブランドとの提携で着実に採用を広げ、BaseはCoinbaseの後押しで大衆ユーザーを取り込んでいます。実需に直結しやすいため、価格変動が比較的安定しやすいのがポイント。投資家にとっては「利用者が増えれば自然と価値も底堅くなる」タイプで、中期的な安定成長を狙うなら有力候補になります。
短期の爆発力 ─ 新興・高リスク枠のLinea/Scroll/Mantle/Blast
Linea、Scroll、Mantle、Blastなどの新興L2は、まだ流動性や採用実績で劣る一方、一度話題や資金が集まると短期的に数倍に跳ね上がるポテンシャルを秘めています。逆に長期で持ちすぎると調整局面で資産を削られるリスクも大きく、ハイリスク・ハイリターン枠として「余力の範囲」で組み込むのが現実的です。
まとめ ─ 用途別に組み合わせてリスク分散
L2投資の基本は、安定型を軸に、成長枠やブランド枠で伸びしろを取り、新興枠はスパイス程度に加えることです。例えば「安定50%、成長30%、ブランド15%、新興5%」のように配分すれば、攻守のバランスを取りつつリスクを抑えられます。自分の投資スタイルに応じて、この比率を調整していくのが賢い戦略です。
今後の展望(2025→)
L2市場は多様化と収益化の時代へ
2025年以降、L2市場は「OptimisticとZKの二極化」を基軸にしつつ、さらにモジュール型やマルチVM対応といった新タイプのL2が次々と登場しています。用途やユーザー層ごとに最適化が進み、すべてを一強が独占するよりも「共存型エコシステム」として成長する可能性が高まっています。
加えて、トークン価値還元モデルの整備が本格化するでしょう。ステーキングや手数料収益の分配といった仕組みが整えば、単なるガス削減基盤から「収益を生む金融商品」へと進化し、投資妙味は一段と増していきます。
まとめ ─ 用途別に分散して長期ポジションを構築
L2はEthereumの成長を下支えする不可欠なインフラであり、今後も利用拡大と多様化が進むと見込まれます。本記事で見てきたように、安定基盤型・技術優位型・ブランド戦略型・新興リスク型といったタイプごとに投資妙味は異なります。王者に依存せず、用途ごとに分散してポートフォリオを組むことが、中長期で市場変動や技術革新に耐えられる戦略です。
次の一歩は、自分が重視する投資軸(安定性・成長性・独自性)を明確にし、それに沿った複数のL2銘柄を選び組み合わせること。これにより、L2の進化とともに資産を育てていく長期ポジションを構築できるはずです。
「ただし、新興L2市場は規制やセキュリティ面で不確実性も大きく、ポートフォリオ全体のリスク許容度を見極めた上での投資が求められます。