“価格に現れていない価値”をどう見抜くか|僕なりの草コイン目利き術

「なんでこのコイン、まだ目立ってないんだろう?」と思ったときにやってること

仮想通貨を始めたころは、「とにかく安いうちに仕込んでおけば、大化けするかも」と思っていました。
でも実際には、そう簡単ではありません。安いままフェードアウトするプロジェクトも、少なくない。

逆に、「なんでまだ注目されてないんだろう?」と不思議に感じるコインに出会うこともあります。
そんなとき、僕は “価格に現れていない価値” に目を向けるようにしています。

この記事では、僕なりの草コインの見極め方について、実体験ベースでまとめてみました。


僕が大事にしている3つの観点

草コインを評価するときに意識しているのは、以下の3つです。

  1. そのプロジェクトが「構造を変えようとしている」か?
  2. “使われる未来”が想像できるか?
  3. 周辺にエコシステムがあるか? もしくは生まれそうか?

この3つが揃っているとき、「まだ価格に表れていない価値が眠っている」と感じることが多いです。


1. “構造を変える意志”があるかどうか

小さな改善や利便性の向上ではなく、「前提を変えようとしているか」 を見ます。

たとえば:

  • Akash(AKT):クラウドコンピューティングの仕組みそのものを分散化
  • StorX(SRX):ストレージの“中央集権モデル”を覆そうとしている

こうしたプロジェクトには、技術以上の“思想” がある。
それが、短期価格以上の価値につながると考えています。


2. “使われる未来”が想像できるか

どんなにビジョンが立派でも、「実際に使われるイメージが湧かない」なら要注意です。

僕がチェックするのはこんな点:

  • 既存のサービスをどう置き換えるのか?
  • ユーザーは“わざわざ”使いたくなるか?
  • トークンがなくても成り立つ仕組みじゃないか?

ここで「なるほど、それなら確かに意味があるな」と思えれば、前向きに考えます。
逆に「良さそうだけど、何に使うんだっけ?」と思ったときは、保留です。


3. 周囲に“育つにおい”があるか?

草コイン単体の性能やアイデアだけでなく、
“プロジェクトのまわりが賑やかか” も重要です。

たとえば、XDCの周辺にはSRX、PLI、XSwapなどのプロジェクトが存在していて、
単体というより “土台+連携”で機能しているイメージ があります。

逆に、どれだけ技術が優れていても、「それ以外に何も広がりがない」と感じる場合は、慎重になります。


僕にとっての“価値”は「価格の前」にある

価格って、あくまで“結果”なんですよね。
価値があっても、それが市場に知られていなければ価格には反映されない。

でもそれは裏を返せば、「誰も気づいていない価値を見抜けたら、先行者になれる」ということでもある。

僕にとって草コインは、“買うかどうか”よりも、
“価値に気づけるかどうか” のゲームだと思っています。


感覚と理屈、その両方を使いたい

もちろん、感覚的に「これ好きだな」と思うときもあります。
でもそこに、ロジックの裏付けが加わったときこそ、納得してホールドできます。

  • 感情で惹かれて、
  • 理屈で支えて、
  • 実需で持ち続ける。

そんな草コインとの付き合い方を、これからもしていきたいと思っています。


まとめ:価値の“兆し”に気づけるかが、分かれ道

草コインの世界では、「上がる理由」よりも「上がる前の理由」を探すことが大事。
まだ光が当たっていないコインの中に、次の可能性が眠っているかもしれません。

価格が上がるのを待つのではなく、
価値が芽吹く前の“兆し”を見つけられるかどうか。

それが、僕なりの草コインとの向き合い方です。

草コインの“価格に出ない価値”、もっと見極めたいなら。

CryptoDepthでは、価格ではなく“構造・実需・思想”に注目して草コインを分析しています。 Xではその視点や裏話もゆるく発信中です。

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筆者プロフィール

仮想通貨の世界に魅せられて、実需や未来に注目するプロジェクトを日々リサーチしています。
このブログでは、草コインやL1の深掘りを“やさしい言葉”でお届けしています。

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本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄や投資を推奨するものではありません。
投資判断はご自身の責任で行ってください。