仮想通貨で語られる未来って、たいてい“デジタル”の話だ。
でも、現実の生活って物理的だし、ネットだけでは完結しない。
その狭間にあるのが、DePIN。
DePIN(Decentralized Physical Infrastructure Network)とは?
直訳すれば「分散型物理インフラネットワーク」。 ざっくり言うと、
現実世界の“設備”や“モノ”を、ブロックチェーンで共有・運営してしまおう
という発想だ。
DePINって、実はすでに始まっている
- Helium:誰でもLoRaWAN無線基地局を建てて、報酬が得られる
- Render Network:分散GPUレンダリング
- DIMO:車の走行データをユーザー自身が保有・販売
- Hivemapper:運転しながら“Googleマップのような地図”を生成
これらはすでに「データが取れる=報酬が得られる」仕組みになっており、これまで中央集権的に握られていた資源を、参加者全員で共有できるようにしている。
この構造、控えめに言って革命的だ。
なぜDePINはこれから注目されるのか?
理由はシンプル。
Web3の中で唯一、“物理”に直結しているから。
AI、NFT、DeFi…どれも“デジタル空間”に閉じている中で、DePINは現実にインパクトを持つ数少ない領域。
しかも、都市や社会インフラとの接点があるため、「国家」「行政」「地域」との連携も見込まれる。
まとめ:「DePIN=未来の“公共事業”」かもしれない
公共性が高く、参加者に報酬が入り、中央ではなく“みんなで所有・運営するインフラ”。
DePINが普及したら、電波も、車のデータも、地図も、「一部の大企業が独占する」時代が終わるかもしれない。
だから僕は、こう思ってる。
DePINは、未来のインフラそのものだ。
DePINのように“未来を支えるプロジェクト”を深掘りしています。
CryptoDepthでは、実用性や社会インフラと接続するWeb3プロジェクトを独自視点で分析中。 Twitterでは裏話や最新トピックも発信しています。
Xでフォローする